読書の秋

芸術の秋、食欲の秋に続き今回は読書の秋です!
直木賞作家、西加奈子さんの作品「夜が明ける」を読みました。

 

少しネタバレになりますが、15歳の時高校でアキと出会った所から物語は始まります。普通の家庭で育った「俺」と母親にネグレクトされていた吃音のアキは、共有できることは何一つないのですが互いにかけがえのない存在になっていきます。思春期から33歳になるまでの二人の友情と成長を描きながら、 人間の哀しさや弱さ、 そして生きていくことの奇跡を描かれています。
本書は著者が生きていく上での辛さに真正面から取り組んだ作品だそうです。最後は題名の夜が明けるに繋がるようなストーリーになっています!
全407ページとボリュームがある本でしたが、熱中してしまい2日で読み終えました。
普段から本は好きで読んでいましたが小説は5年振りに読んだのでとても新鮮でした。頭の中で情景が浮かび五感をフル活用させている様な感覚で、5年前に読んだ時と違った感覚を味わいました。
これを機に小説を読んで教養を高めていきたいです!

渡部謙吾

 

2022年10月17日